夜明の彩

夜明01〜夜明10


夜明 01
【 初 あ か り 】
1月25日 午前6時48分 箱根大観山より
冬の
朝日の
最初の光は
富士山頂に届く。
空にピンクの帯が出来て、
朝日が昇るに連れてその帯が頂を
染め始める。そのピークは10数秒。一切の
無音の中でその一瞬に集中する。 喜びの賛歌が
聴こえて来る。

夜明 02
【 明 け ゆ く 霊 峰 】
冬晴れの湖
2月5日 午前6時45分 山中湖平野浜より
2月は最も気温も下がる。
しかも山中湖は五湖の中でも
一番冷え込むから雪の紅富士に逢える。

-15℃を下回ればその確率が上がる。
今朝はノスタルジックな空に
紅富士が映えた。

夜明 03
【 躍 動 の 翼 】
5月11日 4:48 am 田貫湖より
この湖は時の移ろいの中で、
気付かない程の変化を瞬間見せて、
そのピークが終ったら

普通の景色に戻る。
何も無かったかの様に。

垣間見せる一瞬を見逃さないで、

「きちんと受け止めてね」

それが木花開耶姫との約束。

ピークの時に水平線が出れは
ときめきのクライマックスだ。

夜明 04
【 日 輪 の 誘 な い 】
10月13日 早朝 静岡県 猪之頭林道より
稜線から顔を出した太陽を
レンズの真芯に入れたら
 想像を超えた素晴らしい世界が出現した。

 ここにいた私を選び、この時間帯に
この光景が出現した事に意味がある。

 行く手には光が待っている。
日々、心新たに前に進もう。

夜明 05
【昇陽】
10月中旬 午前5時40分 猪之頭林道にて
昨夜初冠雪だった。

柔らかい朝の光に逢いたくて
林道を登った。朝陽は雲を橙色に
染めて山肌を深い紫に彩って行く。

「御来光と富士山だ、これはいい!」
感じた人々に大評判となった。

富士山に登らずとも発想を
変えて西側から見れば毎朝、
富士山とご来光を一緒に拝める。

夜明 06
【 ビッグ・サンライズ 】
11月16日 午前6時38分 山梨県 櫛形林道より
冬至まであと
5週間。北東のこの地で
朝を迎えれば太陽が富士山に
近づいた光景に逢える。高度1,200m
以上の林道なら運が良ければ
雲海の上に出る。朝日は
巨大な光になって
富士山を
祝福した。

夜明 07
【 輝 き の 世 界 へ 】
雲間から射す光、心が描いた幕開けへ
11月15日 曙刻 櫛形林道より
雲海は刻々と動いている。
一帯の雲が赤みを帯び、数本の光柱が
天空に奔った。太陽は燦然と姿を現した。

天空のピラミッドは壮麗なカンタータを謳う。
シーンは新しい世界の幕開けを感じさせる。

意識が創る全ての世界。
行く手に光が待っている。

夜明 8
【明けゆく港】
1月18日 夜明 日本平から眺めた清水港の朝景色
ある方がキャプションを見て驚いた。
「奥さんは清水の出身、しかも誕生日が1月18日!」 
という訳で額入作品が誕生日プレゼントに選ばれた。
優しい旦那様です。

時の移ろいの中で見せる色の変化を
見逃さず、作品作りに活かして来た。

するといつか共鳴する人が現れる。

強烈な朝のオレンジの光が港町に朝を告げた。

夜明 9
【 希 望 の 朝 】
光芒は希望
12月12日 午前7時 精進湖パノラマ台より
麓から細い登山道を登り、
日の出に間に合った。

下は茶色、中は黄金、上は青。
大きな光芒が美しい。
富士山と太陽は大の仲良しだ。

小さな宇宙船が様子を見に来ていた。

夜明 10
【 来光 】
12月23日 午前7時28分 山梨県 本栖湖畔より
心身に新しい朝の光を浴びて
最幸の朝を迎えた。
湖面に延びた
反射は
極大になり
かってない輝きに満ちた。
生きる力・心の輝き。全ては実現に満ちている。

夜明01〜夜明10