四季の彩・春の色

春01〜春13


春 01
【 入日爛漫 】
3月4日 17:30 神奈川県 大井町 夢の里より
伊豆から相模にかけて
陽光をたっぷり浴びて咲き誇る
早咲きの河津桜ももう峠を越える時期。
冬晴れが続く日は夕陽を浴びた姿で
早くおいでと待っている。
相模には富士山と桜が調和する所が沢山在る。
桜は情感豊かに写真にしたい。
今日の夕焼けは黄金色。
薄紅の桜と共演して綺麗だった。

春 02
【 春 風 】
2月24日 静岡県富士市 岩本山より
鮮やかに咲いて
春の到来を告げる一本の紅梅
春霞の中、
陽光と風を浴びて雲は流れる

梅園公園の中で最も知られた紅梅。
そのアップは皆さんに任せて、

2/3を春風が吹く空にしたら
こんなにも生き生きとした描写が出来た。

春 03
 
【 山里の春 】
 4月 8日 大月市岩殿山より
かって武田氏が支配していた甲斐の国。
甲斐の山々陽に生えて・・・の
歌が当時を彷彿とさせる。

兵(ツワモノ)たちは日々普通に富士山を見て、
美しい四季の彩の中で国の守りに
勤しんでいた。

戦は無くなった今
自然は変わらずに時の巡りの中で
麗しく咲き誇っている。

春 04
【流星銀河】
3月12日 4時12分 am 西湖畔より
一切の無音の中で天空の巡りを観ている。
富士山の後ろに明るい街灯りが
無いから星雲の天の川が
よく見える。夜明け
まであと70分だ。
東に沈んで
ゆく月の光で
頂は染まり、10秒間の
シャッターの間に流星が飛び込んだ。

春 05
【 白 木 蓮 の 咲 く丘 】
3月29日 神奈川県 松田町 寄自然公園より
一帯は昔豪族達の領地だった場所。
背後には丹沢山塊が連なる。

その里山は昔の面影を残し
自然そのままで人を受け入れてくれる。

コブシかと思ったらハクモクレンだと教えられた。
早春の青空に喜びいっぱいの雲も湧き
木蓮は枝を伸ばして咲き誇る。

春 06
【 夕陽彩花 】
3月30日 夕刻 神奈川県 松田町 寄より
夕陽が富士山頂に入る日にここにいた。
斜光を受けて菜の花達は今日最後の輝きを見せた。

太陽が大きな球になって辺りを彩る。
相模川がいい脇役になって映えた。
夕陽と菜の花、情感たっぷりだ。

春 07
【 春 爛 】
4月4日 午前九時 静岡県 芝川町 興徳寺より
桜と富士山の最高の調和。

春霞 青空 澄んだ空気 午前中 
光燦々 枝振り 満開 白雪 
山の全容 無風 陰影 雲構図、露出

 1枚の完成に数年かかる事もある。
右下の麓の丘に菜の花の畑が見える。

 広重描く桜にも似て
時を超えて愛される一枚になった。

春 08
【 盛 春 】
4月4日 静岡県 芝川町 柚野より
高さ2.5mをセットし、脚立を
使って人々の頭上から撮った。

手前から奥までグワーッと広がる
菜の花畑、森には山桜、富士に白雪。
こんな日は山麓にいるのがとても楽しい。

爽やかな風が吹いて来る、
部屋の空気がいっぺんに明るくなる。
窓を開けて見ているような臨場感だ と
ご好評を戴いている春景色。

春 09
【 新たなる意識 】
4月9日 6:26 am  朝霧高原 東京農大牧場より
夜明けの30分後、
突如雲が湧いて朝日が運ばれて来た。
何かを伝えに来たのか。

意識を高く視点を変えて光の指す方へ。
そこは無限の可能性。そう受け止めた。

10
【 幸 雲 】
幸せ連れてやって来た
4月9日 午後3時39分 山梨県 忍野村より
太陽はやや西に移ったから斜光も入って、
雲の中に潜んでいる七色をあぶり出した。

丁度いい感じで浮いている。
観ているとほのぼのしてくる。

何かいい事が起きそうだ。

11
【 水 温 む】
4月19日 富士吉田市新屋地区
枝垂れ桜は
満開の時季が短い。
一帯は個人の土地で言わば集落
全体で守っている様な聖地だ。桜の時季に
なると土地の人にいつ頃水を入れるかを教えて
頂く。そして晴天の日に駆けつける。それを
数年続けると富士山のいい姿に逢える。
近くの神社の宮司さんに教えて
頂いてここを知った。
昼頃になると近くの
幼稚園児の
集団が
先生の手押し車で
やってくる。日本の美しい
原風景、富士山がいい顔で佇んでいる。

12
【 爛 漫 の 春 】
絢爛の花舞台
4月21日 富士市より
冬から春へ。
心弾む待ちかねた春、最高潮の富士山と桜の響宴。
 桜は寒い冬を越す事で蕾が勢い良く開花する。

この画面に入り切れない樹々達が青空に映えている。
子供の頃に野山で遊んでいた頃の景色が蘇った。

春 13
【 湖 畔 桜 】
四月中旬 午前9時 田貫湖より
この湖はダイヤモンド富士で有名になった。

季節の変化が明確だと桜は喜んで
絢爛の花盛りになる。幸運にもこの桜を
撮れたのは厳冬の期間が長かった
20世紀の終る頃だった。

今は季節の変化が少ないから
色も量も小さい。反対に人間は短くて
暖かい冬を歓迎する。人間に都合の
いい事と自然の歓喜とは逆が多い。

見渡せば里に色づく山桜
空の青さと富士の白雪

春01〜春13